2019-06-30 蛇王様 蛇王様 小山市の下生井 庄屋の大橋弥右衛門の屋敷におまつという少女が抒中奉公していた。 誰からも可愛がられ、特に主人の弥右衛門からは可愛がられたが、そのために周囲からねたまれ殺された。 それから家の回りに人間の舌をした白蛇が現れるようになり、不思議なことが絶えなかった。家のものはおまつの霊を蛇王様としてまつって供養したところ怪しいことはおこらなくなったという。 (小山市史編さん委員会『小山市史 民俗編』小山市 1978年 p638~639)