とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

含満ヶ淵の化け地蔵

 日光市、含満ヶ淵の岸のサイノカワラの石地蔵は、行きに数えた数と帰りに数えた数が合わないために化け地蔵と呼ばれている。

 弘法大師の一夜作りの地蔵で、百作ろうとして九十九で夜が明けたという伝説があったとのことである。(高橋勝利「日光の土俗二つ三つ」「旅と伝説」(通巻35号)1930年 『完全復刻 旅と伝説』6 岩崎美術社 1975年 p1189)