とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

神の真弓

大平町真弓に伝わる。 諏訪神社(磯山神社)にかつては大木がそびえていた。 当時の人々は巨木のうろに大蛇がいると近づかなかったが、ある若者が勇ましいところを見せようと、木の枝を折って自慢をした。 するとその枝は光り、人々はあまりの立派さに驚き、大…

百目鬼

黄鮒

七ひろ蛙

根なし藤

大中寺の七不思議の一つ。 大中寺が荒れ果てていたころの話。奥州の旅の途中、通りがかった快庵禅師が話を聞くと、大平町富田の里に食人鬼が出るという。その鬼は大中寺の和尚であったが、可愛がっていた稚児が亡くなってから気がおかしくなり、里に下りては…

狐の嫁どり オトカの嫁入り

各地に伝わる。 藤岡町部屋村には提灯下げて狐が行列になったとか、狐の息が白く光って提灯行列に見えたなどという話が伝わる。 写真の土手をオトカのよめどりが通るのをみた人があったという。 大平町は長瀞街道も狐の嫁入りがあり、大安などが多かったとい…