とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

竜燈松

日本随筆大成第一期19 吉川弘文館 昭和51年 p353 斉諧俗談に下野国には雷電山というところがあり、その麓に池がある。小雨の降る夜にはその池から竜燈が出て、その数はいくつともなく松の枝に登る。それを竜燈の松というとある。

かんまんの淵

日光山の かんまんの淵由来 大出東華の斉諧俗談巻之四に、弘法大師が淵を隔てて岩に梵字のカン マンの字を書き、今もその字が岩頭に残るとある。(日本随筆大成第一期19 吉川弘文館 昭和51年 p342)