とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

オビクニ(お比丘尼)様

 昔、庚申の晩は夜明かしするものだと言われて夜遅くまで世間話をしていたものである。

 その時には大豆を炒って砂糖を混ぜて食べていたものだが、ある時この豆の中にタニシが一つ入っていて、それを食べた人がお比丘尼差までその後長生きした。

 (都賀町史編さん委員会『都賀町史』民俗編 都賀町 1989年 p461)