2018-09-11 イズナ使い 下野市では、イズナ使いと呼ばれる放浪の霊媒者が来ることがあったという。イズナとは憑きものであり、小動物と考えられるものである。 下野市の川中子では、結婚話や運勢の占いをイズナ使いに頼むと、背負ってきた箱を前に一心不乱に呪文を唱える。そのうちに榊の枝が揺れだし、イズナが霊媒者に乗り移り、語り出したという。 (国分寺町史編さん委員会編『国分寺町史』民俗編 国分寺町 2001年 p )