とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

眠猫

眠猫(ねむりねこ)は、日光東照宮奥宮参宮入り口の、東廻廊の潜門の上にある眠っている猫の彫刻。
左甚五郎の作という。
この眠猫は、魔除けの猫ともいわれ、この彫刻のあとに東照宮には一匹のネズミもいなくなったという。(日光市史編さん委員会編『日光市史』下巻 日光市 1979年p1131)
また、関係があるかは不明だが「日光神領に住む猫にはノミがたからない」という俗信も日光にはある。(前掲著 p1237)