2018-10-01 慈光寺の子どもの霊 湯西川の伴久旅館に伝わる。昔、凶作や疫病で村の子ども達が次々死んだ。 慈光寺の和尚がある晩目を覚ますと本堂から泣き声が聞こえる。不審に思って行くと、死んだ村の子どもたちがお腹がすいたと泣いている。 この話を当時の名主、伴久衛門が聞き、蔵の米や麦や塩を与えて成仏させた。栃木県教育委員会編『栗山の民俗 栃木県民俗資料調査報告書第2集』 大島暁雄・松崎憲三・宮本袈裟雄・尾島利雄『日本民俗調査報告書集成 関東の民俗 栃木県編』 1994年 p132