とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

2018-09-23から1日間の記事一覧

のっぺらぼう

のっぺらぼうといえば顔のないお化けのことだが、栃木県の子守唄「ねんねこどっちん」にはのっぺらぼうが出る。 「ねんねこどっちん亀の子どっちんソラのっぺらぼう」などという歌詞だが、意味はよく分からないため、お化けかどうかもわからない。形容表現か…

小倉橋の河童

栃木市の西方町には小倉橋という橋があり河童がでた。 小倉さんという侍に河童が斬られた。 それから川沿いを歩くときに「俺は小倉だ」といってあるくと襲われないという。 この話は2017年に宴席で偶然聞いたが、このように、まま語られているようである。西…

宇都宮城の釣天井

本多正純が徳川家の将軍を宇都宮城で暗殺するために、釣天井をつくらせた。 釣天井とは、その名の通り、吊り下げられた天井で、部屋にいるものを天井を落として殺す仕掛けである。 その際、その秘密を知る大工は殺された。しかし、大工が幽霊となり真実を知…