とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

大工の娘の幽霊

光徳寺を絶てるとき、柱を細かくきざんでしまった。
大工が心配して帰ると娘が、「それではマスガタをつけたらよかろう」というのでそうした。
光徳寺の建物はうまくいったが、娘が、親以上だというので恐ろしくなり殺してしまった。
それから建前のときに幽霊になって北の方からあらわれる。そのため弓を作って北に向けておくようになった。