とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

2018-10-03から1日間の記事一覧

ソラデ

各地に伝わる。 手が痛むことがあるが、それをソラデという場合がある。 栃木市では障子のさんから手を出し、男なら女、女なら男の両親揃ったしまいっ子(末っ子のこと)に黒い糸を結んでもらうと治るという。 那須郡大山田村では腕首の痛いときに「ソラ山のソ…

靴をおろす作法

靴をおろすときに「ぜにめっかりかねめっかり」と唱え、靴の裏に唾を吐きかけ二つを擦り合わせる。 金が見つかるというまじないである。

腐らない蛇

蛇年のみ行われる行事が太平山にはあるという。そのときに蛇が見つかる。その蛇は決して腐らない。神社に保存してあるとの由。

墓場の火の玉

岩舟町静和の家から風呂に入り墓をみると光るものが見えた。火の玉だと思ったが、後々鳥が夜に飛ぶと光るのだという話を聞いたので、それだろう。 という世間話。本人の体験談。 鳥が光るというのは古くから言われ『和漢三図会』に既に見える。