2018-10-24 質屋の女 下野市南河内の世間話。 坪山の質屋で働いた女性に狐憑きと呼ばれた奉公人がいた。 うちの中へ、何か来るとか、石がゴロゴロ入って来るなどの変事が起きた。その女性がおかしいということになり、よそへやったらそれがなくなったという。 (『南河内町史』民俗編 p982) 女性を下女として雇うと石が翔んでくることや憑き物関連の迷信がささやかれることがあった。それと同じ迷信の一種だろう。 参考文献 柳田國男「池袋の石打と飛騨の牛蒡種」 宮田登『妖怪の民俗学』