とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

2018-09-20から1日間の記事一覧

赤い服の女の人

火事になった家に入ると赤い服の女の人がおり、見つけるとついてくる。その人が家の庭に入るとその家は火事になるという。 (昔話伝説研究35 p154)

三番目のトイレの手

松谷みよ子『現代民話考』に投稿された話。 宇都宮市昭和 小学校の昭和三四年頃の話。 昼、十二時になると、左から三番目のトイレの戸があかなくなる。また、下から手が出る。 ( 松谷みよ子『現代民話考』第二期 Ⅱ 学校 p81)

城跡の校舎

松谷みよ子『現代民話考』に寄せられた噂。 壬生 中学校は壬生城の本丸跡に建てられ、この堀を埋め立てるにあたり、土に多くの人々が埋もれ、その霊が古い廊下をギシギシいわせて歩くという話。( 松谷みよ子『現代民話考』第二期 Ⅱ 学校 p32 )

墓地の上の校舎

松谷みよ子現代民話考にある、宇都宮市内の中学校の噂。 校庭を広くしようと近くにあった墓を潰して拡張した。そのうち雨がしとしとと降る日はお墓のあった場所だけが濡れず乾いたままであるという。(松谷みよ子『現代民話考』第二期 Ⅱ 学校 p25) 雨が降ると…