とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

カキツルサマ

藤岡町などで言われる。
ものをなくしたときはいろりのカキツルサマ(鍋などを吊るす自在鍵のこと)に半紙などを切って巻き付け、見つかりますようにと拝むと見つかる。
カキツルサマというのは自在鍵のことというが、サマというくらいなので何か神様のようにも思われていたのだろうか。

また、ものを無くしたときに自在鍵に何かをしばる俗信は各地に見られるものである。