とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

雪崩の大音響

湯西川の伴久旅館で語られた不思議な話。
ある年の冬のこと、田代山に杓子作りに出かけた村人七人が途中雪崩に逢い帰らぬ人となった。
丁度そのとき現場から南里も離れた慈光寺の本堂で雪崩の大音響がした。

栃木県教育委員会編『栗山の民俗 栃木県民俗資料調査報告書第2集』

大島暁雄・松崎憲三・宮本袈裟雄・尾島利雄『日本民俗調査報告書集成 関東の民俗 栃木県編』
1994年 p132