2018-09-25 不断のかまど・不断釜(ふだんがま) 大中寺の七不思議の一つ。 修行僧が釜の中に隠れ、いつしか眠ってしまっていたところ、他の僧がそれに気づかず火を点けてしまった。修行僧は重い蓋がなかなか開かず、やっと飛び出したが、間もなく苦しみながら死んだ。遺言として自分と同じような人を出さないために火を絶やさないでほしいといった。それから、決して火を絶やさないようにした。 現在は火は燃やされていない。 ( 大平町図書館編『大平町ふるさと民話 おおひら風土記』1991年 p12~14)