2018-09-25 あかずの雪隠 大中寺七不思議の一つ。 佐竹小太郎が皆川に追われ、大中寺にいるとの噂を聞いた奥方。たどり着いた大中寺で小太郎の最期を知り、寺の傍らにある雪隠(せっちん)に入り出てこなかった。不思議に思う人が開けるとなかで自害していた。この事を僧侶は憐れみ、奥方を供養した。また、雪隠の扉を釘で打ち付けた。それからあかずの雪隠というようになった。 (『大平町史』p780)