小野寺の七石
岩舟町小野寺に伝わる。
①黒岩座禅石(大慈寺奥の院)慈覚大師が修行をしたところで護摩を焚いたので土の中から炭が出る。心の穢れた人には登れない。
②大黒石(村檜神社)承平二年(932年)正月甲子の日、藤原秀郷にいわれのある石という。
③牛首石(村檜神社)秀郷の牛が石になってしまい、道をふさいだ。村檜神社に祈願したところ動いた。
④屏風岩(藤坂峠)慈覚大師がこの岩陰で座禅をした。身投げ堂ともいわれる。
⑤詰石(小野寺足洗)足洗沢にある石。
⑥山伏石(浄光寺から小野寺北小学校へ移動)昔、山伏が現れて、鈴を鳴らすことが度々あった。大師を案内した時、石になってしまったので、山伏石と呼んでいる。のちの時代にその場所を変え、北小学校の庭にある。
⑦腰かけ石(羽田広戸山) 慈覚大師が座禅をした。
(岩舟町教育委員会編『岩舟町の歴史』岩舟町 1974年 p390~391)