とある地域の妖怪事典blog

下野国を中心として、怪異妖怪俗信など広く拾っていきたいと思います。地域の文化や伝承の再発見、教育のためなど広くご活用いただければと公開しました。

毒石

茂木町に伝わる。
応仁二年(1468)年9月29日の夜、那珂川に大きな石が現れた。
その石は毒気を出し、あらゆる生物がそれにふれて死んだ。

文明三年、宥源(ゆうげん)という行者が、鹿島大神に参詣してその意思の害を止めた。

(小島利雄編・著『下野の伝説』第一法規出版 1974年 p52)